コミュ力の高い人が自然にやっている事3選
コミュニケーション能力は才能だと思いますか?
もちろん最初から得意な人もいますが、訓練をすれば多くの人が身につけることの出来るものです。そして、コミュ力が高い人の幸福度は高いといえます。なぜなら、人間関係の良し悪しは幸福度に大きく影響するからです。
それならば、知っておいて損はないでしょう。ここでは、『コミュニケーションは聴く力が9割』という書籍を参考に、コミュ力が高い人が自然にやっている事を3つ紹介します。
これらを意識するだけでコミュ力を上げ、より良い人間関係を築く事が出来るでしょう。
1,リアクションを取る
リアクションには2種類あります。
それは、
うなずく
相づちを打つ
の2つです。それぞれ解説します。
うなずく
うなずくという行為には、相手の話を受け入れているというメッセージを送る効果があります。うなずきの良い所は声を出さずにコミュニケーションが取れることです。そのため、自分は口下手だと自覚している人にこそ、一番はじめに取り入れて欲しいと思います。
うなずく際には、タイミングをちゃんとしないといけないと思いがちですが、そこまで難しく考える必要はありません。積極的にうなずくことは、相手が話している最中だとしても好印象を与えることが出来るからです。
これは1対1のコミュニケーションの時だけでなく、大人数やプレゼンをしている人に向けても有効で、リモート会議の時にはいつも以上に大きくうなずくとより効果的となります。
私の体験では、知らない人ばかりの飲み会に行った時、うなずきを意識して話を聞いていると、明らかに私に向かって話をしてくる人が増えたことを実感しました。好印象を与えることで後々のコミュニケーションもやりやすくなります。
相づちを打つ
こちらもうなずきと同じく相手の話を受け入れているというメッセージを送る効果があります。また、話し手の緊張をほぐすのにも有効です。
「はい」「うんうん」などとタイミングよく相づちを打つことで話し手はリズムに乗れるので、気分が上がりやすくなります。すると、話を引き出しやすくなるというわけです。意識して相づちを打ちましょう。
相づちにも色々な相づちがあり、『相づちのさしすせそ』をおすすめします。
さ さすが
し 知らなかった
す すごい
せ センスがいい
そ そう/それで
意識して使っているうちに自然と言葉が出てくるようになるでしょう。リズムよく相づちを打っていると、話し手だけでなく、聞き手も楽しくなってきます。
2,話を最後まで聞く
こちらは当たり前のように思いますが、意外と出来ていない人も多いでしょう。
それは、話が退屈で面白くない、時間がもったいない、疲れているから早くして欲しいなどの理由から話を遮ってまで自分の主張してしまうからです。
気持ちは分かりますが、会話に合理性や効率を求めることで、相手はショックを受けたり、怒らせる要因にもなります。
その結果、人間関係が悪くなってしまうのです。思い当たる節があるなと思った方は、初心に帰って、話を最後まで聞くという事を心がけるようにしましょう。
3,気持ちに共感する
これは話しの内容にではなく、話し手の気持ちに共感することを心がけるということです。
話の内容自体には共感できる時もあれば、できないときもあるでしょう。
できない時に、ディベートなどの場合は反論をするかと思いますが、会話での反論は軋轢を生む可能性が高いので一旦置いておく必要があります。
その上で、気持ちに共感をしてあげて下さい。気持ちに共感をすることで、話し手からこの人なら分かってくれる、信頼できると感じて貰う事を目指すのです。
そのために、相手の気持ちに寄り添い、確かめるように話を聞くようにします。
例えば、相手が怒っていたら、
「○○に△△されたからムカつくんだね?」
などと今聞いた内容をなぞって確認をするといった感じです。これをオウム返しといいます。意識してオウム返しを使って会話をしましょう。
「△△されたのは□□だからでしょ」
などと反論をすることは、たとえ正論であってもおすすめしません。
【番外編】相槌を打つ時の注意点
相づちを打つことで、話し手は気分良く話せるようになると述べました。
ここで注意点があります。それは話し手のテンションに合わせて相づちを打つようにするということです。
話し手が低いテンションで話している時に、聞き手が高いテンションで
「すごーい!」
みたいな感じだった場合、話し手は適当に聞いているなという印象を持ちます。相手にテンションを合わせた方が無難です。
まとめ
コミュ力が高い人が自然にやっている事を3つ紹介しました。
今までやってこなかったという人は是非実践して頂ければと思います。これらをやるだけで今よりコミュ力がアップするのは間違いないでしょう。