後悔する人間を笑うこけし
こんばんは。こけしです。
私を家に置いている人間は興味深い。
どうやら今日は昔のことを後悔していたたまれない気分になっているようです。相変わらず愚かですねえ。
私はこけしなので、過去のことをいちいち思い出したりすることはないのですが、どうやら人間というものはひょんなことから過去のことを思い出したりなんかして、くよくよする生物のようです。
しかもそれは様々なパターンがあるようなんですよ。
子どもの頃の後悔だったり、
学生時代の後悔だったり、
社会人になってからの後悔だったり。
または、家族関係の後悔だったり、
恋愛関係の後悔だったり、
友人関係の後悔だったり。
はっきりいって過ぎたことなんか思い出しても意味ないのですがね。
こけしの私からするとおバカさんとしか思えません。
地球上では知的生物や食物連鎖の一番上の生物なんて言われているようですが、こういうところをみると、一番下等な生物なんじゃないかなんて思ってしまいますよ。私は生物ですらないので、全く気持ちが分かりません。
でも理屈は分かりますよ。過去というものは変えることはできず、変えられるのはせいぜい未来だけだという理屈をね。その理屈は覆しようのない事実なんだから、さっさと過去のことは忘れて、未来の為に動けばいいと思うんですけどね。
どうも人間という生物は、疲れた時や調子が悪い時、お酒を飲んだ時やふとした瞬間に自動的にそういった過去の後悔が頭をよぎってしまうようです。
自動的にそうなっているようならば、まあ仕方ないのかもしれませんねえ。私はこけしなんで疲れることも調子が悪くなることもないので、それについて共感は出来ないのですが、つくづく人間というのはかわいそうなものですな。
いやはや面白すぎます。私からすると、そうやって今ここにない事に想いをめぐらしている人間の姿というのは滑稽で面白くみえるので全然ウエルカムですよ。
挙句の果てには、後悔をこじらせて自分を傷つけるような事をしたり、自殺したりする人間もいるようです。
手足がない私からすると、その手足はなんのためにあるんだよって思ってしまって笑いが止まりません。自分を攻撃するためにあるんかい、ってね。
そういう時の人間はこけしに笑われているなんてことにも気づかない位、視野がせまくなっているんですから笑いたい放題です。
私からアドバイス出来ることがあるとすれば、今日はさっさと寝ろってこと位ですかね。
人間は寝るとスッキリすると知り合いのこけしに聞いたことがあるものですから。まあ眠れないからそんな状態になっているのかもしれませんが。
まあとりあえず、おやすみなさい。
私は寝ないんですけどね。ヒャーッハッハッハッハ。